スプレッドシートの関数で翻訳する方法があります。
英単語やフレーズをたくさん調べたい。でもいちいちGoogleTranslateで検索するのは大変・・・。そんなときにとても便利です。
でも初心者には、「関数」というものがそもそも近寄りがたいもの。
今回は具体例を挙げてわかりやすく解説しました。
スプレッドシートの関数で翻訳する方法を具体例で確認!
GOOGLETRANSLATE関数を利用
例えばブログで、子供用自転車(ストライダー)の運転方法を子供に伝える方法を、各国の言語で解説したいとした場合、
いちいち翻訳して掲載、翻訳して掲載 翻訳して掲載 を、繰り返さないといけません。
これは地味に面倒です。
ですが、この「GOOGLETRANSLATE関数」を使えば、原文から自動的に翻訳文を作ってくれます。
例えば、下の表をご覧ください。
原文 | 翻訳(英語) |
最初にヘルメットをかぶります | First, you wear a helmet |
ストライダーに座ってバランスをとります | Take the balance sitting on the strider |
足を使ってストライダーを前に進めます | It advances you before the strider with a foot |
ストライダーのバランスとりながら足をあげます | Raise your feet while taking the balance of Strider |
左側の日本語説明文を翻訳したものが、右側の英文です。
この翻訳後の英文は、調べて手入力したわけではなく、関数を使って自動表示されるようになっています。
具体例を使って関数の仕組みを解説
具体的に関数を使っているスプレッドシートを見てみましょう。
上のように、B2のセルには
=GOOGLETRANSLATE(A2,"ja","en")
という関数が入力されていることがわかります。
内容を解説すると、B2セルには以下のような内容を記載していることになります。
ポイント
GOOGLETRANSLATE() ・・・Googleの翻訳関数を使って()内の指定通りに翻訳してください
A2・・・変換してほしいのはA2セルですよ
"ja"・・・A2セルはja(=日本語)ですよ
"en"・・・en(=英語)に変換してください
関数内の言語パラメタ
上の例では、日本語を英語に変換しました。
ただ、ほかの言語に変換するにはどうすればいいのでしょうか?
実は、各言語に対応する言語コードというものが存在します。
例えば以下のようなものです。
言語 | 言語コード |
日本語 | ja |
英語 | en |
ドイツ語 | de |
スペイン語 | es |
フランス語 | fr |
ロシア語 | ru |
ヒンドゥー語 | hi |
中国語 | zh |
韓国語 | ko |
実際に利用する際には、Googleのサイトで確認してくださいね。
https://support.google.com/googleplay/android-developer/table/4419860?hl=ja
このパラメタを変えるだけで、簡単に望む言語の翻訳文を表示することができます。
例えば先ほどの表の第3パラメタを、"en”(英語)から"zh"(中国語)に書き換えるだけで、英語の翻訳文が表示されます。
いちいち手で翻訳するよりも、かなりの時短になる事がおわかりになったと思います。
最後に
「関数」と聞くと、苦手意識を持っている方も多いかもしれません。
しかし、関数は、あなたの手間を減らしてくれる便利なものです。
使い方さえ覚えれば、あなたの生産性や品質向上に大きく役立ってくれるでしょう。
ぜひこの機会に利用してみて下さい。
最後までご覧いただきありがとうございます。